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同業者との提携戦略

先日、提携で興味深い日本企業の例がテレビ番組で放映されていました
2010年度に空調の売上高で世界一となったダイキン工業です。

空調業界は規格すなわち業界標準が重要な業界です。

日本で主流の個室別のインバーターエアコンは世界で標準ではありません。
巨大市場の中国ではエアコンの技術格差がありました。
エアコン発祥の国の米国ではセントラルヒーティングという建物全体を
空調制御する方法が一般的です。


こうした異なる規格の同業者に対して
ダイキン工業が取った方法がすごいものでした。

一つ中国企業との提携です
中国のエアコン販売大手格力電器とは共同生産で2008年から提携をしました。
そのために自社の虎の子であるインバーター技術を供与したのです。
日本企業の最大の強みである技術を供与することには、社内でも当初かなりの
反対があった様です。
しかし、このインバーター技術を搭載したエアコンが中国メーカーのブランドで
大量に販売されることで、中国のエアコン技術の業界標準はインバーター技術となりました。
結果として、僅か2~3年の間でインバーター搭載のエアコン市場が作られました。、
現在はダイキン工業のブランド力が活きているのです。

もう一つ2012年8月末にニュースになった米国空調大手グッドマン・グローバルの買収です
米国は中国とは逆で米国の規格ができており、これまで参入が出来ていませんでした。
既に市場はできていますが、空調発祥の国でもあり、世界各国のエアコンの基準・企画に
与える影響は大きいのです。

私がこのM&Aで一番印象に残ったのは、自社の社員に対する影響です。
井上礼之会長は「社員に緊張感を持たせることが最大の狙いだった」と述べています。
2010年に空調の売上高で世界一になった同社ですが、先述の格力電器の追い上げも激しく
10年、15年先を考えると自らを断崖絶壁に立たせる必要がある。
そのために買収を行った、とのことです。


本件はマスコミに対しての内容ですので、社員が見ることを想定しての内容かもしれないので
全部そのまま受け止めることはできませんが、世界一になる企業の強さを垣間見た気がしました。

日本にはたくさんの良い企業があります。
M&Aで良い会社づくりのお手伝いをしていきたいと思います

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プロフィール

森 利彦

森 利彦 早稲田大学商学部卒業。
小売業、リース会社を経て、NIコンサルティング入社。
250社以上の可視化経営に関わるコンサルティングを実施後、教育研修事業、M&A事業に携わる。
中小企業診断士 PHP研究所認定ビジネスコーチ。

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