スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

日本電産のM&A①

永守重信社長率いる日本電産は、M&Aで有名な企業です。
9月20日にはアメリカの商業用モーター大手のキネテックと
産業用モーター制御機器のアプトロン・インダストリアル・オートメーション社を
総額400億円で買収しました。今年に入って6件目だそうです。

日本電産のM&Aが有名なのは、多くは業績不振となった企業を
いずれも立て直し、黒字化を成し遂げている点です。

1980年代後半の、まだM&Aという言葉が世の中に広く認知される前から
こうした成果を上げているのは、すごいことです。

これだけの成功には理由があるのではないかと考え、
私も遅まきながら日本電産 永守重信社長の研究を始めました。

今回は1983年に日本電産創業10周年に書かれた「奇跡の人材育成法
という書籍を紹介します。

現在は連結売上6800億の会社も約30年前は年商53億円、平均年齢24歳の企業でした。

この当時はまだM&Aはしていないですが、M&A実施以前に
永守社長がどういう考えで経営をしておられたかが、分かりやすく描かれています。
(あえて、「描かれて」としたのは、それ位、臨場感があるという意味です。)

人材育成とタイトルにある通り、私がこの本を読んで、
今日のM&A成功につながると感じたのは、まさしく人材に対する考え方です。

永守社長は日本電産の創業者ですが、起業の困難の例に漏れず
当初はヒト、モノ、カネの無い無い尽くしでした。
ヒト、すなわち人材に関しては、「三流」「四流」の人材ばかり。
そこでいかにそうした人材を一流にするかについての考え方が述べられています。
一番印象に残るのは叱り方です。生半可な叱り方ではなかったようで
日本電産の当時の社員の皆さんは大変だったと思いますが、
一方で褒め方も相当な工夫があります。
深さとユーモアのある文面で、私は読みながら腹を抱えて笑いました。

また、社員の採用も
昼食を早く食べることができる社員は仕事が早いとの考えから実施された「早飯試験」や
声の大きい社員は仕事はできるとの考えから実施された「大声試験」
等、ユニークな採用試験を実施してきました。

一見奇想天外ですが、こうした取り組みが全て社員のことをとことん考え、
周到に練られていることが感じられます。「これは社員は頑張るだろうな」と思いました。

日本電産はこの後にM&Aで成功を収めるようになるのですが、
社員の頑張りには、この永守社長の様々な工夫があるのだろうと感じました。


M&A成功の理由は一つではないと思いますが、社員の頑張りが無くては成功はありません。
日本電産の人材に対する考え方が分かる意味で貴重な内容だと思います。


次回は日本電産のM&Aの事例についてご紹介していきます。



■ NIコンサルティングHPはこちら
- M&Aについて
- M&Aの現場で大切なこと
- M&Aコンサルティングサービスの特徴
- 会社の譲渡・売却のお考えの方
- 会社の譲受・買収をお考えの方
- M&A ご相談の流れ
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

森 利彦

森 利彦 早稲田大学商学部卒業。
小売業、リース会社を経て、NIコンサルティング入社。
250社以上の可視化経営に関わるコンサルティングを実施後、教育研修事業、M&A事業に携わる。
中小企業診断士 PHP研究所認定ビジネスコーチ。

最新記事
月別アーカイブ
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。