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2012年のM&A

新聞や各種のニュースで今年の1年のM&Aの状況を見ると
今年の傾向は以下のようです。

M&A成約件数は減少している
・一方で海外企業に対する日本のM&Aは過去最高
・MBO件数が増加している


これは、いつと比べてか、件数で見るか、額で見るか、という
数字の取り方次第で、色々な解釈があるので、こうしたデータについては
年が明けた後に考察をしたいと思います。

今回はM&Aの質、すなわち内容について考えます。
最近のM&Aは同業種同業態での成約が多かった
というのが、私の実感です。

売上増加、コスト削減というスケールメリットは
M&Aの第一目的になりますので、同業者に行くのは当然と言えば当然ですが、
異業種、異業態へ多角化を目的にしたM&Aは殆ど見受けられないように感じます。

これはM&Aが定着してきたことの表れとも考えます。

多角化はリスク分散、業種業態拡張という意味では理想ですが
企業統治(ガバナンス)の観点からするとリスクが高いのです。
要は、本業ではない事業の経営リスクは高いということです。

しかもM&Aで多角化して業績が少しでも悪化すると、
「多角化が原因では?」とまことしやかに噂もされます。
上場企業では株価も下がります。

従って、同業同士の堅実なM&Aが増えていくという構図があるように思います。
逆に経営の自由度を求め、業態転換を考える上場企業はMBOをするという
図式も垣間見えます。

しかし、私は異業種はすぐには難しいとしても、
今後は異業態へのM&Aが増えていくと考えています。
これはメーカーが卸を(あるいはその逆)、卸が小売りを(あるいはその逆)
という業態をまたいだM&Aのことです。

この人口減少、マーケット縮小の時代に収益を上げていくためには
同業でのパイの奪い合い以外に、仕入から企画、製造、販売、アフターサービス
というサプライチェーンを押さえていく必要性があるためです。

無論簡単なことではありません。
私も提案をする中で、「そんなに甘いものではない」とお叱りを受けることもあります。
同業者よりは、企業統治の意味ではハイリスクかもしれません。

しかしハイリスクだからこそハイリターンがあるのです。
新たな価値を生むチャンスはリスクから生まれます。
今後、こうしたリスクを取っていく企業が増えてくると思います。

私はM&Aアドバイザーとして、こうしたチャレンジのあるM&A
サポートして、日本企業を強くする役に立ちたいと思っています。


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プロフィール

森 利彦

森 利彦 早稲田大学商学部卒業。
小売業、リース会社を経て、NIコンサルティング入社。
250社以上の可視化経営に関わるコンサルティングを実施後、教育研修事業、M&A事業に携わる。
中小企業診断士 PHP研究所認定ビジネスコーチ。

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