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巨大企業グループに見る事業承継

今月は、日経新聞の私の履歴書はインドの巨大企業グループである
タタグループの名誉会長であるラタン・タタ氏が書いておられます。


タタグループは2008年にグループ内のタタ・モータースによる低価格車「ナノ」や
今年に入ってからは、タタ・コンサルタンシーサービシズと三菱商事の合弁事業が有名です。

しかし、海外の企業であることと、財閥のように様々な業種業態の企業を
グループ化しているため、なんとなく遠い会社のように感じていました。

そうした中で、今回、ラタン・タタ名誉会長の私の履歴書を読んでみて、
私には特に事業承継という観点で参考になることがたくさんありました。

今でこそ巨大財閥のような企業体となっているタタグループですが、
この1週間ぐらいで書かれているラタン・タタ氏が
グループ経営を担う頃のエピソードは特に参考になります。

・先代はグループ会社の経営者が優秀と考えると、経営を完全に任せてしまう。
「自治権」を与えているようなものだった。結果として多数の「国王」や「独立国」
 が君臨していた(16回)
・5代目会長就任と同時に先代の築き上げた“負の遺産”にも対峙することになった。
 国王のように君臨する長老が残っているためである(17回) 
・グループ5代目に就任するとグループの改革の着手することにした。
 抵抗する長老たちが大勢いたため、逆境で奮闘する西部劇のヒーローのような心境である。(18回)


規模の違い、国の違いはありますが、どの企業でも起こりうる
事業承継の出来事が当事者の視点で書かれています。

非常に厳しい環境の中で「西部劇のヒーロー」というポジティブな意識は
重要なのだろうと思います。

また、同じく19回で経済規制の緩和をきっかけに外資との競争が激化、
その中で以下のような手を打ったことが書かれています。
・定年制の廃止
・ロゴマークの統一
・グループ内企業への出資比率引上げ


タタグループもグループ内企業への出資比率が低く、
企業の統一感も取れないようなことがあったのかと思うと
こうした改革を成し遂げたラタン・タタ氏はすごいと単純に感心します。

こうした改革でグループの基盤を固めつつ、鉄鋼会社のコーラスの買収も含む
多数のM&Aを成功させ、巨大グループへと「飛躍」をしていくことになります。

私の履歴書は月単位ですので、ラタン・タタ氏の回も、残すところあと一週間ですが
これをきっかけにタタグループのM&Aも研究してみたいと思います。

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プロフィール

森 利彦

森 利彦 早稲田大学商学部卒業。
小売業、リース会社を経て、NIコンサルティング入社。
250社以上の可視化経営に関わるコンサルティングを実施後、教育研修事業、M&A事業に携わる。
中小企業診断士 PHP研究所認定ビジネスコーチ。

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