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M&Aのタイミング

私も含めてM&Aのアドバイザーは検討タイミングは早い方が良いと言います。
これはM&Aが相手を必要とする「縁」の要素が大きいことから申し上げることです。

会社の売却に関して考えると、
・そもそもM&Aとは何か(漠然としたイメージでの理解しておられる方が多いです)、
・どういう条件なら良いか、
・どんな相手が希望か等、
一つ一つ明確にするだけでかなりの時間がかかります。


そのために早めの備えを、と言うことですが、
最近は肌感覚で危機感として検討を早めることが必要だと考えています。

理由は団塊世代経営者の引退が刻一刻と近づいていることです。

たまたまですが、私の母は、まさしく1947年生まれの団塊の世代で67歳です。
総務省統計局の2010年12月1日の発表によると、1947~1949年生まれの人口は664万4000人もいます。
1年当りざっと220万人超。最近の1年当りの出生数の倍以上です。

この世代の退職に関しては古くは2007年問題(60歳)、2012年問題(65歳)で言われましたが、
いよいよ70歳を迎える2017年問題が迫ってきています。

当然、この世代は人口も多いため、企業経営者・幹部も多数いることでしょう。


こうした団塊世代の経営者に後継者がいれば良いのですが、ここが難しい所です。
以前のブログでも書きましたが、中堅中小企業の実に60%以上が後継者問題を抱えています。
要は継ぐ人がいないと言うことです。

団塊世代経営者が一斉に引退を考え子供にも従業員にも継がず、
M&Aで売却を考えるとどうなるでしょうか。

結論からすると、M&A市場は今迄の売り手市場から買い手市場に変わるでしょう。

これまでは売り企業の中が少ないことで、比較的高値で売買できました。
しかし、売り手候補企業が増え、片や買い手企業が変わらないもしくは減っていくと
売手が選別される買い手市場になるでしょう。

良い経営をしておられる会社でも、以前より買い手候補を探すことが難しくなります。

これは私の肌感覚の部分もありますが、日々、M&Aの仕事をしている中で実感として感じることです。

来るべき時期に備えて、我々は何をすべきでしょうか。

売却を検討している企業は、一層企業価値が高まるような経営をすることです。
買収を検討している企業は、M&Aに備えて知識習得、専門人材の育成が必要です。

私はその間に立って、一件でも良い「縁」を結びたいと思います。
日本の産業構造変化の中で強い経済創りに向けて、少しでも役に立ちたいと考えています。





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プロフィール

森 利彦

森 利彦 早稲田大学商学部卒業。
小売業、リース会社を経て、NIコンサルティング入社。
250社以上の可視化経営に関わるコンサルティングを実施後、教育研修事業、M&A事業に携わる。
中小企業診断士 PHP研究所認定ビジネスコーチ。

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