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教育業界のM&A

教育業界が揺れています。

これは大きくは2つの要因がきっかけになっています。
2つの要因とは代々木ゼミナールの教室数縮小と
大量の個人情報漏えいに伴う進研ゼミの退会者増です。

10月29日付の日経新聞では「代々木ゼミナールショック」と書かれていますが、
私大文系希望の浪人生を対象としていた予備校事業モデルは非常に厳しい状況に置かれています。

一方で進研ゼミを展開するベネッセは全国750の中小の学習塾と提携し、
進研ゼミの指導をできるようにするとしています。
この記事によると、予備校業界の動向は、大手予備校と塾・語学教室、
通信教育と言った異なる教育手法で連携をして面で抑えていくような動きとなっていることが読み取れます。

小売業の業界でも進んでいる百貨店、食品スーパー、ディスカウントストア、ホームセンター
コンビニエンスストア強調文下線文、通販、ネット販売とあらゆる方法で消費者を囲い込むオムニチャネル戦略を
取っているかのよう下線文な動きです。


そんな中、私が驚いたのが10月28日付の日経新聞に出ていた
「ナガゼ、早稲田塾を買収」と言う記事です。

なぜ驚いたかと言うと、たまたま私は高校生の時に早稲田塾に通っていたためです。
この「塾」は当時、高校生・浪人生に一般的だった予備校と比べて、
「塾」であることに拘っていました。
授業は1回30名前後で行われ、クラス分けもきめ細かく行われていました。
生徒は現役高校生のみ。現役生の塾に拘っていました。
また、塾講師と別にスタッフも多く、指導も丁寧だったように記憶しています。

コンサルタントとなった今では、大手予備校に対抗した逆張り経営をしていたことが分かりますが、
こうした特徴が分かりやすかったこともあり、順調に教室数を増やしていました。
近年はアドミッションオフィス入試、いわゆる推薦入試対策も力をいれています。

私は高校生の頃にいた実家はすでに出ていますが、現在の私の住まいの最寄駅にも
新たな教室ができており、教室数も増えています。今後の拡大も楽しみにしていました。

そうした中で、東進ハイスクールを展開するナガセが12月1日付で全株式を取得するとのこと。

東進ハイスクールは他社に先駆けて人気講師の授業を衛星中継で提携先に提供するという
サテライト授業を強みとしてきました。

私が受験生の頃は、まだこうしたサテライト授業が浸透する前でしたので、実体験ではないですが
体験した人に聞くと、地方でも東京の人気講師の授業が学校で受けられて良かったと言う風に聞きます。
経営的にも一教室に何百名というレベルではなく、全国の受験生という桁違いの人数を対象に授業ができることで
新たなビジネスモデルを確立したと言えます。

現地での個別指導に強い早稲田塾と、人気講師のサテライト授業を強みとする東進ハイスクール。
両社の強みを活かした非常に面白い組合せになるのではないでしょうか。

教育業界のオムニチャネル化の流れ、しばらくは注視する必要がありそうです。
そして、こうした潮流で勝ち残るための手段としてのM&Aはますます加速するでしょう。



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プロフィール

森 利彦

森 利彦 早稲田大学商学部卒業。
小売業、リース会社を経て、NIコンサルティング入社。
250社以上の可視化経営に関わるコンサルティングを実施後、教育研修事業、M&A事業に携わる。
中小企業診断士 PHP研究所認定ビジネスコーチ。

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