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後継者の本音

ある方に勧めて頂き、「織田信忠」(PHP文庫 近衛龍春氏著)を読んでいます。
私が事業承継に関わる仕事をしていることを説明した所、この本を紹介して頂きました。


織田信忠は、戦国武将では一、二を争う程有名な織田信長の嫡男です。
恥ずかしながら、私は織田信忠のことは知りませんでした。
しかし、織田信忠は織田信長の長男で最有力の後継者でした。
織田信長と一緒に本能寺の変で亡くなったと言われています。


本書は、その織田信忠についての話です。
文庫本で600ページ以上の大著で、現在三分の一程度読んだところなのですが、
私にはこの本は、現代に置き換えると、ずばり、事業承継だと感じて読んでいます。

事業承継は戦国時代で考えると、お家存続です。
さしづめ、織田信長は、超優秀なやり手経営者で、
信忠は、そうした優秀な経営者の後継者という立場です。

そして、この本はそうした優秀な先代がいる後継者の本音を
非常に上手に描写していると思います。
私が印象に残った点は、以下の内容です。

・軍議で、戦の天才である父の言っていることの意味が分からない
 (羽柴秀吉をはじめ、重臣は皆分かる)
・分からないことを父、周囲に聞く事もできない
 (馬鹿にされそうで聞けない)
・元服しても戦に参戦することすらできない
・やっと戦に出ても、大将である父の近くで見ているだけ
・弟達や他家の跡取りの武功に嫉妬している
・戦の難しさ、恐ろしさが分かるにつれて、先代との果てしない距離の差を感じる


戦を仕事、重臣は古参の役員、他家の跡取りは後継者仲間と読み替えると
これらはそっくりそのまま、後継者の本音に置き換えられると思います。

偉大な先代との比較に打ち勝ち、如何に超えていくかは普遍のテーマなのでしょう。

M&Aを通じて、事業承継に関わるものとして、こうした後継者の皆様の心理にも
配慮する必要があると、感じました。

この本を読み進めると、信忠の成長が描かれているようです。
楽しみに読み進めたいと思います。
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プロフィール

森 利彦

森 利彦 早稲田大学商学部卒業。
小売業、リース会社を経て、NIコンサルティング入社。
250社以上の可視化経営に関わるコンサルティングを実施後、教育研修事業、M&A事業に携わる。
中小企業診断士 PHP研究所認定ビジネスコーチ。

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