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船井電機のM&A

先日も興味深いM&Aの発表がありました。

1月29日付のニュースですが、船井電機がオランダの電機大手フィリップスから
スピーカーやヘッドフォンなどの音響機器事業を買収するという内容です。


船井電機は連結売上で2,461億円(平成24年3月期)の
日本を代表する家電機器メーカーの一つです。


しかし国内での知名度はそれ程高くないかもしれません。
なぜなら、船井電機は1961年の設立以来、海外、OEMをキーワードに
事業を拡大してきたメーカーという特徴があるからです。

製造ラインを短期的に組み直し、多様な家電製品を安価に
大量生産するフナイ・プロダクション・システムは
特に、北米のディスカウントストアの巨人ウォルマートへの家電品の供給で有名です。
私も学生時代に北米に旅行をしていた時、ディスカウントストアで
船井電機の作った家電品を見つけた記憶があります。

しかし、船井電機はこれまで自社ブランドでの認知度はあまり高くありませんでした。
調べてみると、何度か自社ブランド品を展開しようとはしていたようです。

こうした背景を持つ会社が、高い知名度を持つフィリップスの音響機器事業を買収する
ということなので非常に面白いと感じました。

船井電機は連結売上高の7割が北米市場で稼ぐ一方で、
欧州や南米・中国等の新興国市場が手薄でした。
対象はスピーカーやヘッドフォンなどの音響機器事業で、
5年半はフィリップスブランドも使用できる契約を結ぶとのことです。
今回の買収で新興国の販路を一挙に拡大することが狙いです。


昨今、中国・台湾のOEMメーカーが隆盛のようですが、
船井電機のように以前から世界のOEM受託をしている会社が、
このような事業展開をしていることはもっとニュースで取り上げられても良い様に思います。

今からが楽しみですが、私は特にフィリップスブランドの使用期限が切れる5年半後に、
新たな価値が生まれているのではないかと、更に楽しみです。




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プロフィール

森 利彦

森 利彦 早稲田大学商学部卒業。
小売業、リース会社を経て、NIコンサルティング入社。
250社以上の可視化経営に関わるコンサルティングを実施後、教育研修事業、M&A事業に携わる。
中小企業診断士 PHP研究所認定ビジネスコーチ。

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