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M&Aによる多角化戦略事例(シナネン社)

「多角化戦略のためにM&Aを行う」とはよく言われます。
先日、新聞を読んでいて分かりやすい事例が出ていましたので
ご紹介したいと思います。

売却先は自転車小売業の青葉自転車販売です。
「ダイシャリン」というブランドで自転車の小売店を全国33店舗で
展開している会社です。
私の息子の自転車もこのお店で買ったので、目に留まったのですが
買収した企業がユニークでした。

買収先は燃料商社のシナネンです。
売上2,700億円の上場企業ですが、売上の大半は燃料卸売、燃料小売が占めています。
こうした燃料の会社が、燃料を使わない自転車の小売店を買収したのです。

最初、この記事を見た時、「珍しいな」と感じました。
今回の例は新顧客、新商材に展開する「多角化戦略」に当たるのではと思ったからです。
最近こうした多角化を上場企業が取ってニュースになることが少ないように感じます。
上場会社がM&Aで大きなリスクを取るのはもっぱら海外事業買収ばかりだったので
特に目につきました。


しかし、気になって調べてみると以下のことが分かりました。
・シナネンでは1987年から新規事業として、自転車の輸入・卸売事業を行なっている
(スポーツ、アパレルブランドを冠した自転車販売を行っています)
・「ダイシャリン」ブランドの小売店を増やすが、店舗用地は系列ガソリンスタンドの
 転用も検討している。
・自転車の内需は950万台。10年間で5%拡大している。

小売事業は行っていなかったものの、自転車事業は行っていたのは驚きでした。
また、内需が伸びているというのも、周囲の健康・自転車ブームを考えると納得します。
何より、ガソリンスタンドは立地が良い先が多いですから、
自転車販売店の店舗用地に転用するというのはこれまで育んできた経営資源も活きるでしょう。


こうしたM&Aは多角化戦略を後押しする手段になると思います。

M&Aアドバイザーとして、今回のようなM&Aを研究し、提案しつつ
クライアント企業の多角化戦略を後押しします。



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プロフィール

森 利彦

森 利彦 早稲田大学商学部卒業。
小売業、リース会社を経て、NIコンサルティング入社。
250社以上の可視化経営に関わるコンサルティングを実施後、教育研修事業、M&A事業に携わる。
中小企業診断士 PHP研究所認定ビジネスコーチ。

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